2020年1月20日月曜日

定説にとらわれてはいけない。それは他の人の考え方の結果を生きていくことだ

定説にとらわれてはいけない。
それは他の人の考え方の結果を生きていくことだ
ステイーブ・ジョブス
Column 2020 No.80

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 昨日、久々に美容院を訪れました。普段、週刊誌類を見ることはまずないのですが、表紙に書かれたさまざまな情報につい惹かれて、始めから終りまでじっくりと読んだのでした(笑) まことしやかに書かれた情報の数々に、頭がくらくらしてきました。なかでも “こういう食べ物をよくとる人はこういう病気にかかりやすい…”等々の記事が、何ページにもわたって、微に入り細に入り、書かれているのです。医学的にどれだけの根拠で書かれているのか分かりませんが、これらが定説となってまかり通ると、結構恐いな…と思ったことでした。

 TV・ラジオ・雑誌・インターネット…等々のメデイアによる情報が、如何に大きな影響を我々に与え続けているか…。それらがいつの間にか集合意識の定説となり、本来ひとり一人の中にある“感性や真実を見る目”を、知らず知らず曇らせていく…。その結果、無意識の間に不感症に陥り、精神は取り込まれ、メデイアに簡単に繰られてしまう結果になるのです。

思い込みに取り付かれてしまうと、別の観点から見る
ということをしなくなります。「検証」することも無くなります。
「仮説」に合わないことが出てきてもそれが目に入らなくなってしまうのです。
池上 彰

 真実は人の数ほどあるわけですから、メデイアによる情報も、ひとつの「仮説」と、思えるゆとりがあれば、それが自分を縛ることも、他人を縛ることも起らないでしょう。それは、私たちがこれから、進化に向かうための大切な視点ではないでしょうか。

 現代経営学の基礎を築いた人で、マネジメントの父とよばれているピーター・ドラッカー(1909~2005)も、やはり“「検証」を怠らず、先入観に捉われず、古い情報にも惑わされないことが重要”…と、警告しています。

予期せぬことが イノベーションの源泉となるのは 
それが我々の先入観を突き崩すからである

 さて、次はよく知られた逸話です
「発展途上国に靴を売り込むように…と命じられた2人のセールスマンがありました。1人のセールスマンは“ここでは靴を履くという文化を持っていません。ここでのセールスの展開は絶対無理です”…と、諦めることを提案しました。もう1人は “チャンスです!ここではまだ誰も靴を履いていません。だから必ず売れます!ありったけの在庫を送ってくださいと、言いました…」          出典:不詳

 未知の世界を前にして、先入観・思い込みをもって、尻込みするのか、そこに、自分の感性を信じて、希望を観るのか…で、確かに組織の進化・発展は明らかに違ってくるでしょう(コラムNo74) 情報が溢れている世の中だからこそ、自分の感性を信じて(しかも柔軟に)ものごとを選択していかないと、自分軸が大きくぶれて、真実を見る感度が鈍ってきます。

大勢(たいせい)の意見という雑音に自分の内なる声を溺れさせてはいけない。
最も大事なことは、自分の心に、直観に、ついていく勇気をもつことだ
ステイーブ・ジョブス

 また食べ物の話に戻りますが、これまでコラムに時々取り上げてきた私の祖父が「自分の身体は自分のことを一番知っているのだから、頂くどんな食べ物でも、よく噛んで、感謝して、おいしい!おいしい!と言って頂くと、毒も毒にならないんだよ」…と、よく言っていました。それが私の感性に合っていたし、とても腑に落ちたので、頂く食べ物を、身体に“いい・悪いと、あまり判断しないで、毎日感謝して頂いています。

 自分の感性を信じることは一番易しいようで一番難しいのかもしれません。しかしこの世の中にたった一人の自分です。自分のことを一番知っているのは自分である筈です。ソクラテス(前469~399)が「汝自身を知れ」と、言ったように、すべてはそこから出発するしかないのだと思うのです。

 一人ひとりが、集合意識やメデイアからの影響を卒業して、自分のハート(魂)からくる答えを信頼し、取捨選択ができ始めたとき、それが真の自立であり、初めて実感のある人生を送ることができるでしょう。また、一人ひとりの、その自立こそが、生き生きとした新しい世界の到来に、真に貢献できるあり方ではないか…と、思っています。(コラムNo49

私の言ったことを鵜呑みにしてはいけない。
自分の魂に納得いくものを、腑に落ちるものを採りなさい
賢者のことば

*次回のコラムは2月20日前後の予定です。

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